...川の支流をさかのぼることになるのだが...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...ドンナイ河の河口をさかのぼるようにと...
海野十三 「火薬船」
...ドンナイ河をさかのぼること六十キロのところにある...
海野十三 「火薬船」
...さらにさかのぼると紀元一世紀のローマの詩人マルティアリスのエピグラムに...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その犯罪動機の説明が三十年も四十年も昔にさかのぼるのでは...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「棠陰比事」までさかのぼると...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その村はずれを流れている川を二里ばかりさかのぼると馬禿山の裏へ出て...
太宰治 「魚服記」
...春の水をさかのぼる笑へば金歯が見える春風三月十九日花ぐもりだ...
種田山頭火 「其中日記」
...戦死せる高市茂夫氏の遺骨にぬかづいて供へまつる柿よ林檎よさんらんたりなむあみだぶつなむあみだぶつみあかしまたたく蝋涙いつとなく長い秋も更けてわかれていそぐ足音さむざむひなたしみじみ石ころのやうにさかのぼる秋ふかい水が渡れない或る老人ひなたぢつとして生きぬいてきたといつたやうな十二月四日 曇...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...二百年以上にさかのぼるものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ところで、話は、もう五、六年さかのぼる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...明治三十七年の早春にさかのぼる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ずっとさかのぼるが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...彼は考えさかのぼるのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...話は四十年の昔にさかのぼる...
武者金吉 「地震なまず」
...「サイス市の人々はその八千年の昔にさかのぼる古文書をもっているし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――すなわち孔明出廬のときよりさかのぼること六年前である...
吉川英治 「三国志」
...鎌倉期にさかのぼる物はほとんどない...
吉川英治 「随筆 新平家」
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