...穂高山へ登るのには御承知のとおり梓川(あずさがわ)をさかのぼるほかはありません...
芥川龍之介 「河童」
...今から数百年も前の時代にさかのぼると...
石原純 「平賀源内」
...川の支流をさかのぼることになるのだが...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...ここで話は一日前にさかのぼる...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...もっとずっと古代までさかのぼることができる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その村はずれを流れている川を二里ばかりさかのぼると馬禿山の裏へ出て...
太宰治 「魚服記」
...・けさはおわかれの太陽がボタ山のむかうから(緑平居)・よぼ/\のからだとなり水をさかのぼる・驢馬にひかせてゆくよ春風・枯草ふかく水をわたり...
種田山頭火 「其中日記」
...春の水をさかのぼる笑へば金歯が見える春風三月十九日花ぐもりだ...
種田山頭火 「其中日記」
...二百年以上にさかのぼるものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自然が引きだされた源たるロゴスにさかのぼるのである...
中井正一 「美学入門」
...日本に投下される約六カ月以前にさかのぼるのである...
蜷川新 「天皇」
...ところで、話は、もう五、六年さかのぼる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ずっとさかのぼるが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...さかのぼる漫遊者の夢を沾ほしむ所以なり...
牧野信一 「浪曼的月評」
...前述六〇一頁最終行にさかのぼる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三江をさかのぼること七...
吉川英治 「三国志」
...時はすこしさかのぼるが――成都にある玄徳は...
吉川英治 「三国志」
...鎌倉期にさかのぼる物はほとんどない...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??