...あれを飯盒(はんごう)に入れて火にかけると...
石川欣一 「飢えは最善のソースか」
...それから飯をたく飯盒...
石川欣一 「可愛い山」
...格子の上に飯盒をのせて飯をたくのである...
石川欣一 「比島投降記」
...それは焔が飯盒の上の方にまで達した方が飯がよく出来るからだというと...
石川欣一 「比島投降記」
...炭火はおろか電気コンロだって飯盒飯はうまくたける...
石川欣一 「比島投降記」
...ステインレスの飯盒と蓋とコップとフォークと匙――進駐軍の兵士が持っているのを御覧になった方もあると思うが、飯盒は小判形で、片方はフライパンになるし、蓋は長軸にそって両側にくぼみがあり、二種の異なる食物を入れることが出来る...
石川欣一 「比島投降記」
...めいめい甲板に車座になって飯盒の蓋や何かに飯を分け始めると...
石川欣一 「比島投降記」
...飯盒――飯盒はいたる処で...
石川欣一 「山を思う」
...僕の飯盒(はんごう)の上に一枚の便箋(びんせん)が置いてあって...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...飯盒を持つてゆくのだが...
種田山頭火 「行乞記」
...その大部分は白米を飯盒(はんごう)にもらって...
田山花袋 「一兵卒」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...今度は飯盒(はんごう)から米がゆを鉢に入れた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...飯盒をしかけて夕食の仕度にかかっている...
久生十蘭 「一の倉沢」
...飯盒を貸してくだされば...
久生十蘭 「肌色の月」
...常に飯盒で飯を炊いてゐるこの家の飯焚きでも進んで引きうけ...
牧野信一 「円卓子での話」
...釣り上つて昼飯に薪を拾つて河原で飯盒(はんごう)に味噌汁を煮るのがうれしい...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...或は飯盒(はんごう)の中にはいったままで...
柳田國男 「日本の伝説」
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