...そのときガタンと飯びつの蓋(ふた)をして...
徳永直 「冬枯れ」
...黒塗りの飯びつにぎつしりと御飯が詰めこまれてゐる...
林芙美子 「屋久島紀行」
...飯びつや汁鍋は部屋の中央に出された...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...――湯から上がると、おしげは、「ぬしの好きな、山芋を摺(す)っておいたぞよ」と、鳥眼の不自由さを、膝あるきに、膳や飯びつを、さぐって出した...
吉川英治 「野槌の百」
...すぐ高脚の客膳と飯びつが運ばれて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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