...これだけの事で飯の種にありつけるのはありがたい事だった...
有島武郎 「カインの末裔」
...飯の種にありつくことが出来た...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...また自分の飯の種にしているようですから...
太宰治 「小説の面白さ」
...そのような事は職人か手品師の飯の種になるべきものではあるまいか...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...それを飯の種子(たね)として取り扱うのならとにかく...
徳田秋声 「縮図」
...是は大阪ばかりではなく一般當時の漢學者でも飯を食はねばならぬところから飯の種は醫の方でやる...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...飯の種に新しいことを饒舌(しゃべ)り廻るだけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...飯の種が無くなつてしまひますから...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...片輪なところがあるのが飯の種になることは往々ある...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...京ではそれをすら飯の種にしていると...
柳田国男 「木綿以前の事」
...吾々の飯の種じゃろう...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...撥(ばち)を飯の種と思って張(はり)をこめれば...
吉川英治 「松のや露八」
...腰にさしたのが飯の種です...
吉川英治 「無宿人国記」
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