...あの人はたよりのない身で毎日ほねをおって賃仕事をしているのだがたのむ人が少いので時々は御飯も食べないでいるのがここから見える...
有島武郎 「燕と王子」
...朝御飯を食べようとしました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...お握飯(むすび)を拵(こしら)えろって言いかねやしないんだわ...
泉鏡花 「婦系図」
...夕飯(ゆふめし)の鮪(まぐろ)の事か...
薄田泣菫 「茶話」
...胃は昼飯(ランチ)を消化して睡気(ねむけ)をもよおし...
谷譲次 「踊る地平線」
...うまい酒(一週間ぶりの酒だ)うまい飯(敬君炊ぐところの)を腹いつぱい詰め込んだ...
種田山頭火 「行乞記」
...その飯粒の塊りを...
豊島与志雄 「山吹の花」
...夕飯前(ゆうはんまえ)に浴衣(ゆかた)がけで...
夏目漱石 「行人」
...もう晩飯(ばんめし)の用意もできたから帰ろうじゃないかと云って...
夏目漱石 「行人」
...この飯場は長蔵さんの専門御得意の取引先と云う訳でもなかったらしい...
夏目漱石 「坑夫」
...まだ朝飯も食はずに居たことに氣が付いたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雨が何日も降り続いて、父の借りた荷車が雨にさらされると、朝も晩も、かぼちゃ飯で、茶碗を持つのがほんとうに淋しかった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...チャング飯田信夫...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私は御飯を食べる時でもそれから当分の間は黄色な物が眼につくとそれが重クロムサンではないかと思われて箸がその方へ動かなかったが...
横光利一 「機械」
...「飯はちょっともないのやわ...
横光利一 「南北」
...飯を喰べようと思いますが」台所方の小者たちは...
吉川英治 「新書太閤記」
...人々はこうなれないのか)飯(いい)を盛った茶碗の中へ思わず微笑んでいたのである...
吉川英治 「親鸞」
...夕飯の給仕をしながらも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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