...木星から高い生活費を受取る訳にも往(ゆ)かないので昼飯(ひるめし)は精々手軽なところで済ませる事に決めてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...釜から直きに取つてぷう/\吹き乍ら食ふので無くつちや本當の飯の味は無い」と主人公は頻りに飯の暖かいのを吹聽される...
高濱虚子 「俳諧師」
...噴飯ものだ...
太宰治 「駈込み訴え」
...彼は夕飯に往こうともしなければ...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...活動小屋を覗(のぞ)いたり帰りには何処(どこ)かの料理屋で晩飯をたべながら...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それで俄かに気を許したことが悪かつたのだが、お午の御飯に、今日はゆつくり食べようと思つて、三十分ほど階下(した)へ降りてゐる時だつた、二階で何か、ガサツと云ふ音がしたやうなので、急いで上つて来てみると、襖が五寸ほど開いてゐる...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...米の飯を食ふところに世間師の悲喜哀歓がある...
種田山頭火 「行乞記」
...――私は自覚する、私の句境――といふよりも私の人間性――は飛躍した、私は飛躍し飛躍し飛躍する、しかし私は私自身を飛躍しない、それがよろしい、それで結構だ、私は飽くまで私だ、山頭火はいつでも山頭火だ!人間至るところ、山あり水あり、飯あり、酒あり、――さういふ人生でなければならない...
種田山頭火 「其中日記」
...酒を飯(マヽ)んだのがよくなかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...『多情多恨は自家の米の飯だ』かれはかう自から表白して筆を執つた...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...飯をかける...
中勘助 「島守」
...ついに昼飯を廃す...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...飯(まま)が食べたきや飯炊け 蟹よ...
野口雨情 「未刊童謡」
...「御飯に肉豆腐でいいですか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...新吉と差向(さしむかい)で晩飯を喰(た)べ...
水上滝太郎 「果樹」
...会葬者には赤飯(あかめし)に奈良漬...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御飯も忘れていらッしゃるんですもの...
吉川英治 「江戸三国志」
...飯を追って一生うろうろ送るような人間になってくれるなよ」塩(しお)もう夜半(よなか)に近い...
吉川英治 「新書太閤記」
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