...そのために俺たちは三度のものも食えないほどに飢えてしまうんだ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...飢ゑてゐる人をお前達は何時でも助けてやらなければならない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...三五 わたしは飢え疲れた...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...我等が神飢ゑ気疲れてテーブルの前に茫然としてゐる時に...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...満腹している者が盗もうと飢えた者が盗もうと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...耕作を忘れたか肥つた農夫よ田舍に飢饉は迫り 冬の農家の壁は凍つてしまつた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...飢ゑてふらふらの僕を搾木でしめあげ……...
原民喜 「魔のひととき」
...飢えをまぎらわすに足るものなど残っているべきいわれがない...
久生十蘭 「ノア」
...飢え死にしそうだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...飢の欲求を鎮めるために...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...寒さと飢餓と窮乏とで死んでしまった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...愛情にも飢えていると断言した...
宮本百合子 「熱き茶色」
...飢えてはならない...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...天明(てんめい)以後の飢饉年(ききんどし)である...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...飢えと疲れとで、まいっていたことも事実だが、そうでなくても、そんな喧嘩となると、道場で修行した剣法などは、さほど役にはたたなかったかもしれない...
山本周五郎 「花も刀も」
...元禄寒年飢日焼野(やけの)の雉子(きぎす)「なんだろ...
吉川英治 「大岡越前」
...飢餓電力に悩む東京では...
吉川英治 「随筆 新平家」
...飢餓(きが)にただようも...
吉川英治 「日本名婦伝」
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