...食べられない草との見別(みわけ)はちやんと附くやうになりました...
薄田泣菫 「茶話」
...明日から玉子が食べられないと云つて...
千家元麿 「自分は見た」
...――このごろは食べられないで困ります...
種田山頭火 「其中日記」
...彫刻した食べられない果物だからである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ろくろく御飯も食べられない始末になりました...
豊島与志雄 「泥坊」
...食べられないから食べないんだって...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...お前は物が食べられないって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今日は一日何にも食べられないのだということを...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...――日本の茶漬も当分食べられないだらうと...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...ボーイ長が固い物は食べられないだろうと思うんだが...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ほんとに牛肉のすきやきだけしか食べられないところだと思って来たのでしょう...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...頓(とん)と物が美味しく食べられないという変った御仁(ごじん)がざらにあるもので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そう云い乍ら私自身は大して食べられないような工合で威張れないが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おまんまは食べられない...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...ごはんもろくに食べられないくらゐに...
村山籌子 「あひるさん の かみのけ」
...「それではわたくしも食べられないわ」と...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...御飯が食べられないより食べられる方が有り難いに定ってるんだけれども...
横光利一 「旅愁」
...僕に食べられないんだい?兄貴のフェリックス――さ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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