...拵え方が下手では食えないそうだった...
豊島与志雄 「別れの辞」
...なかなか食えないぞ」と言う者もありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...野草雑草も食って食えないことはないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...飯も食えないのに一人前の事を云うなッと怒った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...飯が食えないと云って...
林芙美子 「新版 放浪記」
...全く食えないんだから……」「食わなくったって...
林芙美子 「清貧の書」
...食えないんじゃあ...
古川緑波 「うどんのお化け」
...坐っていたじゃア食えないように...
本庄陸男 「石狩川」
...食えないから仕方がない...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...食えない人間だっております...
三好十郎 「恐怖の季節」
...食って食えない事もなかろうが――双葉 スープに入れたら綺麗だろうと思うの...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...それでいて「食えない」と言う...
三好十郎 「俳優への手紙」
...君の「食えないから……」と言う文句から始まって展開された言葉と論理の全過程が...
三好十郎 「俳優への手紙」
...陶器のきわめが判るし判らなければ食えないのである...
室生犀星 「陶古の女人」
...ジイベル食えない奴だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...時代が食えない時代だから、食えない覚悟で、文学の消費は、ジイドを舐めヴァレリイを舐め相当に行われているにもかかわらず、その生産面に於ては彼等の比でないと考えられようが、それは仕方がないと答えることによってすますつもりでいるのだろうか...
山之口貘 「つまり詩は亡びる」
...誰もこの村で食えないものは...
横光利一 「夜の靴」
...兵はみな「食えないからだ」と一致して言った...
吉川英治 「私本太平記」
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