...あのしし飼(かい)の老人をおさがし出しになって大和(やまと)の飛鳥川(あすかがわ)の川原(かわら)で死刑(しけい)にお行ないになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...酒井家が貰つたのは「飛鳥川」と銘の入つた茶入...
薄田泣菫 「茶話」
...「飛鳥川」の茶入は...
薄田泣菫 「茶話」
...箱書に「昨日(きのふ)と過ぎ今日と暮して飛鳥川流れて早き月日なりけり」と認(したゝ)めて...
薄田泣菫 「茶話」
...飛鳥川(あすかがは)の明日(あす)をも俟たで...
高山樗牛 「瀧口入道」
...秋風さむし飛鳥川の淵瀬こゝに變はりて...
一葉 「暗夜」
...海(うみ)ならず山(やま)ならぬ人世(じんせい)の行路(かうろ)難(なん)今(いま)初(はじ)めて思(おも)ひ當(あた)り淵瀬(ふちせ)ことなる飛鳥川(あすかがは)の明日(あす)よりは何(なに)とせん...
樋口一葉 「別れ霜」
...ある時詠(よ)み出でし腰折(こしおれ)一首(いっしゅ)かくまでに濁(にご)るもうしや飛鳥川(あすかがわ)そも源(みなもと)をただせ汲(く)む人七 女乞食愁(うれ)いの糸のいとど払いがたかりしある日の事なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...僕はただぼんやりと飛鳥川だの...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...いつか飛鳥川のまえに出てしまいました...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...ここいらからはしばらく飛鳥川もたいへん好い...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
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