...人間の思想はその一特色として飛躍的な傾向をもっている...
有島武郎 「広津氏に答う」
...時世の飛躍的な推移は驚愕(きょうがく)の外はない...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...あとはためして見る丈けだ」明智が彼の癖の飛躍的な物の云い方をする...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...科学全体としての飛躍的な進歩はただ後者によって成さるると云っても過言ではない...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...その飛躍的な新しさと独特さとがあるのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...(二) 彼の感情論理的推論は学問的理解の過程において多少示されるに過ぎず(実はそれさえ甚だ飛躍的なものであるが)...
中島敦 「斗南先生」
...それだけでも飛躍的な増収が出来そうである...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...こういう飛躍的な転換の例として...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...此飛躍的な出世を保証したわけではありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...六事件はその日のうちに飛躍的な發展を途げました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛躍的なものを感ずると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんなことがあつたのをさへ思ひ出さなかつたほどでございます」「――」飛躍的な話に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誤謬は人生にとって飛躍的な発展の契機ともなることができる...
三木清 「如何に読書すべきか」
...また彼はかやうな飛躍的な発展が可能であるとは信じない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...作者の自覚なしに行われたこういう題材の飛躍的な選択は...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...どうも君達の話の飛躍的なのには驚く他ないね...
森本薫 「女の一生」
...飛躍的な大進歩を見るであろうと楽しく思っていた...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...そのあとに離れては合い、旋回しては離れる、飛躍的な、狂おしい踊りがつづいた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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