...もっと飛躍した反抗運動はやるが...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...身心不調、さびしいとも思ひ、やりきれないとも感じたが、しかし、私は飛躍した、昨夜の節分を限界として私はたしかに、年越しをしたのである...
種田山頭火 「其中日記」
...私は飛躍した、溝を飛び越した、空も地もひろ/″\として、すべてが美しい...
種田山頭火 「其中日記」
...私の句境――といふよりも私の人間性――は飛躍した...
種田山頭火 「其中日記」
...もつと飛躍しただらう...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...もっともピンポンの球から直接中間子理論へ飛躍したわけではない...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...この意味に於(おい)ては時間と空間の約束を飛躍した「状態」では無いでしょうか...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...新らしい子分を集めて二代目の斑組を作ったのではあるまいかと思います」平次の言葉は想像を飛躍したものでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...橋へ飛上がつた半九郎は人の頭を渡るやうに飛躍したのですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――これらはタヌのはなはだ飛躍した手腕によって...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...何卒これにお懲りなく……」この談判を残りなく叙述するとはなはだ飛躍した演劇的場面になるのだが...
久生十蘭 「魔都」
...多分飛躍した手段によられたのだと思うが...
久生十蘭 「魔都」
...殺人犯人としてこれほど飛躍したのも少なく...
久生十蘭 「魔都」
...震災をステップ・インするや否や一挙に二三十年分の推移を飛躍したというのだから……...
夢野久作 「暗黒公使」
...最後の飛躍した矢代の諧謔に会うと...
横光利一 「旅愁」
...彼の軍隊の兵は多く北国産の山沢(さんたく)に飛躍したものであり...
吉川英治 「新書太閤記」
...利家がもう飛躍したその小さい者を捉(とら)え伏せて...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかしこの一瞬によって彼は一つの世界から他の世界へ飛躍した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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