...(現今クンベツ)且つ行(ゆ)く処として倒れたる大樹ありて、其上を飛越え、或は曲り或は迂回する等(とう)は、迚(とて)も言語を以て語り筆紙を以て尽すべからざるあり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...N君はいきなり飛越える姿勢(ポーズ)をとつた瞬間...
竹久夢二 「砂がき」
...恰度(ちょうど)木馬を飛越(とびこ)える要領で...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...此(この)石垣(いしがき)を飛越(とびこ)えた...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...「槍投げ、槍飛び、馬上の槍、水中の槍、綱渡りの槍、飛越えの槍、矢切(やぎり)の槍、鉄砲避(てっぽうよ)けの槍……」「嘘(うそ)を言うな! 明日はやらねえ」怺(こら)え兼ねた印度人の米友、我を忘れて口上言いを力に任せて後ろへ引くと、口上言いは尻餅(しりもち)を搗(つ)く...
中里介山 「大菩薩峠」
...手を掛けて何んの苦もなく飛越すと...
野村胡堂 「十字架観音」
...一丈も一丈二尺もある塀を飛越したり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...塀を飛越えて逃出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左手の生垣(いけがき)を一氣に飛越えて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛越すとなると一寸不氣味です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...流れを飛越す時も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一氣にその頭を飛越して廊下へ――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...容易に飛越せるはずもなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若さも美しさも飛越えて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...埃溜(ごみだめ)を飛越えて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その峰を飛越えると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...あの原始時代の戦器にも似た飛越器に身を持つて石弾になり...
牧野信一 「籔のほとり」
...私の恐れていた説明の箇所を飛越(とびこ)して説明を続けた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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