...彼は成功への意欲が飛揚している...
...飛揚する煙が辺りを包み込んだ...
...風船が飛揚する様子を見て、子どもたちは大喜びした...
...その芸人のネタが飛揚して、会場は大盛り上がりとなった...
...祭りの色とりどりの旗が飛揚する中、見物客たちは歓声を上げた...
...自分で自分の飛揚すべき羽がひを縮めてしまつたのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これが喚起したる幻想の裡(うち)自から心象の飛揚する時は「歌」成る...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...飜魚(まんぼう)のごとく大洋中箇々に棲息しただ寂寥を破らんためにか空に向(むかっ)て飛揚を試むる奇性魚あり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...ただの一瞬の間に魂の飛揚と変えてしまうであろう...
橘外男 「陰獣トリステサ」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...虫の重量はこの蜂の飛揚力以上であったと見えて少しも動かなかった...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...335即ち彼に打向ひ羽ある飛揚の言を曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...飛揚の羽ある言句もて友に向ひて陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 330乃ち飛揚の翼ある言句を彼に陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されば今日のわが清鮮爽快なる日本の新天地においてすらなお旧分子の冥々隠々裏(り)に飛揚跋扈(ばっこ)の威勢を逞しゅうするもまたゆえなきにあらざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...五尺の躯より脱して長天万里に飛揚せしめたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...沈湎(ちんめん)冒色(ぼうしょく)勝手次第に飛揚して得々(とくとく)たるも...
福沢諭吉 「日本男子論」
...でもこの巧緻なる日本通の画伯の点燈夫の図に蝙蝠の飛揚丈けは見られなかつたやういま仄かに記憶するが...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...葉巻形気球の初飛揚搭乗中止で命拾いした曹長ひやりとした話...
山本笑月 「明治世相百話」
...その初飛揚が牛込の築城本部で実行...
山本笑月 「明治世相百話」
...いよいよ飛揚の段取りで大谷曹長が件の籠へ乗り支度...
山本笑月 「明治世相百話」
...次は上野公園で初飛揚...
山本笑月 「明治世相百話」
...この工場は特に硅石を粉末とする機械から白濛濛たる繊塵を飛揚する所である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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