...寿永三年正月、彼が、股肱の臣樋口次郎兼光をして行家を河内に討たしむるや、兵を用ふること迅速、敏捷、元の太祖が所謂、敵を衝く飢鷹の餌を攫むが如くなる、東軍の飛将軍、源九郎義経は、其慣用手段たる、孤軍長駆を以て、突として宇治に其白旄をひるがへしたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...謂(い)うまでもなく草深の妹は先陣承りの飛将軍...
泉鏡花 「婦系図」
...飛将軍(ひしょうぐん)と呼ばれた名将李広(りこう)の孫...
中島敦 「李陵」
...虎(とら)を格殺(かくさつ)したり岩に矢を立てたりした飛将軍(ひしょうぐん)李広の驍名(ぎょうめい)は今もなお胡地(こち)にまで語り伝えられている...
中島敦 「李陵」
...実業界で飛将軍と言われた三郎兵衛は...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...劇界の飛将軍といわれた田村成義君...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??