...明方近くまで彼方此方(あつちこつち)を枝移りして飛び歩くのが癖になつてゐるからだ...
薄田泣菫 「茶話」
...いたいたしさうに小刻みに飛び歩く十一月の末頃ともなれば...
薄田泣菫 「独楽園」
...空を飛び歩くようになった今日では航空用の地図が必要になった...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...雲海の上につき出てる山の峯々を飛び歩くような思いで...
豊島与志雄 「自由人」
...女は始終飛び歩く...
豊島与志雄 「反抗」
...空中を飛び歩くという点にいたってはやや多年の理想を実現したものといって差し支えない...
新渡戸稲造 「自警録」
...ジヤズの音に踊らされて地上を飛び歩くやうな奇妙に哀しい切ない恰好は無数の泣号のなかから湧いて出た一つの幻かもしれない...
原民喜 「火の子供」
...あとは好き勝手に飛び歩く気が附いた時は私という者は表はダンサアの...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...それでも御方便(ごほうべん)なもので十歳以上まで生長すると山の奥の寒村だから自然と山や谷を飛び歩くようになって手足も始めて発育する...
村井弦斎 「食道楽」
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