...燕(つばめ)という鳥は所をさだめず飛びまわる鳥で...
有島武郎 「燕と王子」
...往来を飛びまわる子供たちの群れが小うるさかった...
有島武郎 「卑怯者」
...いつまでもぶんぶんと飛びまわるのでありました...
海野十三 「怪塔王」
...あるいはまた宇宙を飛びまわるにも...
海野十三 「火星兵団」
...はじめはこれが飛びまわるかと...
海野十三 「金属人間」
...なに鳥か闇のなかをひゅうひゅう飛びまわる...
中勘助 「島守」
...いろんな顔がフワフワとあたしの魂のうえを飛びまわる...
久生十蘭 「だいこん」
...極地を飛行機で飛びまわることは...
久生十蘭 「南極記」
...或る種のオッチョコチョイな作家が工場から工場へと鉛筆をもって飛びまわるという厄介を減らすかもしれない...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...ガンたちといっしょに飛びまわることのできる小人になりたいような気がするのでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ガチョウのせなかに乗ってスウェーデンじゅうを飛びまわる少年の冒険物語(ぼうけんものがたり)ですが...
矢崎源九郎 「「ニールスのふしぎな旅 上」まえがき」
...盛んに飛びまわる色々の蜻蛉(とんぼ)...
柳田国男 「海上の道」
...啼きつつ山や野を飛びまわる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...一本足で飛びまわるのが真(まこと)らしいと考えていた人さえあった...
柳田国男 「山の人生」
...病院の廊下を飛びまわる事になった...
夢野久作 「少女地獄」
...夥しい「若い燕」が東京市中に孵化して飛びまわる事になった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...それからそれと飛びまわるうちに金箔付きの不良になる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...飛びまわるのとは違いまする」「でも...
吉川英治 「親鸞」
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