...颯々(さつさつ)と...
田中英光 「オリンポスの果実」
... 520衆は勇みてトロイアの威力並に叫喚を物ともせずに悠然と立てり――颯々の呼吸より朗に吹きて慘憺の陰雲拂ふ強き風...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...颯々(さあさあ)――颯々と云う音...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...石狩川の音が颯々(さあさあ)と響く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...川幅一ぱい茶色の水が颯々(さあさあ)と北へ流れて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...南風烈しく松籟颯々たり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...満目碧玉(まんもくへきぎょく)のごとく青嵐颯々(せいらんさっさつ)として生気躍動するを見る...
永井隆 「長崎の鐘」
...面倒な日が西の林に落ちた時にやつと日光を遮る一日の役目を果した草木は快げに颯々と戰(そよ)ぎはじめる...
長塚節 「芋掘り」
...川面の薄靄が颯々と消えて...
牧野信一 「夜見の巻」
...たゞ只管に涼風颯々と吹抜けて行く許りのその座敷の景色が...
正岡容 「吉原百人斬」
...大風(たいふう)の颯々(さっさつ)たる...
正岡子規 「俳諧大要」
...翼の白い燕が颯々と羽風を落していつた...
三好達治 「測量船」
...颯々と袴さばきして接見の間へ向って行った忠房は...
吉川英治 「剣難女難」
...颯々(さっさつ)とひるがえっている所に...
吉川英治 「三国志」
...颯々(さっさつ)と奏(かな)でている一幹の巨松に出会う...
吉川英治 「三国志」
...颯々(さっさつ)と世の無常をかなしむ松風の奏(かな)でと変ってゆく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...振り向くと――颯々(さっさつ)と墨のような松風の中に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...潮の香のつよい風が颯々(さっさつ)と撲(なぐ)って通った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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