...裂けたらむがごとく颯(さっ)と開きて...
泉鏡花 「活人形」
...癇の高い強い声で高鳴きをしてゐる颯爽たるこの鳥の姿を見た時には...
薄田泣菫 「独楽園」
...颯(さ)っと亭主の顔色が変りました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...颯子ハキット平気ダロウナ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...途端ニ颯子ガ這入ッテ来タ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...颯子ガ夫ニセビリツイタ結果ナノデアッタガ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...食ベ終ッテモ颯子ハマダ寝テイル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...颯子ガ手ヲ取ッテイルノダッタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...劍(つるぎ)を颯と拔きかざし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...冷たい風が颯(さ)っと流れ込んで...
野村胡堂 「猟色の果」
...まことに颯爽たるものであつた...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...本郷座あたり彼女は花道の出に本物の馬に打ち乗つて颯爽と舞台へ突進したこともあつたと聞いてゐる...
正岡容 「大正東京錦絵」
...選手たちが颯爽とダッグ・アウトから飛び出す...
山川方夫 「昼の花火」
...亭亭(ていてい)と大毛槍(だいけやり)を立てた如くに直立し又は斜(なゝめ)に交錯して十丈以上の高さに達して居る椰子(やし)林を颯爽(さつさう)たる驟雨(しうう)に車窓を打たれ乍(なが)ら...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...泥舟はりゅうと一颯(さつ)氷気を裂(さ)いて相手の影へ迫った...
吉川英治 「剣の四君子」
...松籟(しょうらい)颯々(さっさつ)と...
吉川英治 「三国志」
...ちょうっと一颯(いっさつ)...
吉川英治 「三国志」
...颯然(さつぜん)たる技力(ぎりょく)はないが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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