...自分は颯と電氣にでも打たれた樣に感じた...
石川啄木 「雲は天才である」
...御堂は颯と松風よりも杉の香檜の香の清々しい森森とした樹立の中に...
泉鏡花 「遺稿」
...生際(はえぎわ)の颯(さっ)と霞(かす)んだばかりであったら...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...血の色が颯(さっ)と上(のぼ)つて...
泉鏡花 「印度更紗」
...颯(さっ)と火の上る松明(たいまつ)より...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...目のふちが颯(さっ)となって...
泉鏡花 「婦系図」
...颯(さっ)と揺れたようにドンと一発...
泉鏡花 「海異記」
...颯子ハ頻リニ嘆声ヲ発シテイル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...次ニソファニ置イテアッタ颯子ノ枕ヲ持ッテ来テ適当ナ位置ニ置イタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...実に悲しくも滑稽(こっけい)にして颯爽(さっそう)たる風(ふうぼう)は今でも記憶に新たである...
寺田寅彦 「柿の種」
...颯々(さあさあ)――颯々と云う音...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鼻眼鏡をかけた英姿颯爽の一偉丈夫がある...
二葉亭四迷 「旅日記」
...颯爽として帰途についた...
吉川英治 「三国志」
...颯々(さっさつ)と天声の詩を奏(かな)でていた...
吉川英治 「三国志」
...颯爽(さっそう)と陣頭へあらわれたが...
吉川英治 「三国志」
...途中から颯々(さっさつ)の霧となって飛んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...颯々(さっさつ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...従って、一般民衆の概念からいえば、宮本武蔵も岩見重太郎も変るところのない同一人物なのだ、塚原卜伝も荒木又右衛門も同じ時代の人間に考えられ、服装、習俗、またその社会は、漠然と江戸中期になっていて、過去の民衆の好みどおり、男が美しくて、強くて、颯爽としていて、鎖帷子(くさりかたびら)に黒羽二重(くろはぶたえ)、切下げ髪という拵(こしら)えに出来あがっている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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