...彼女は風趣があって話が面白い...
...パーティーで彼とは風趣が合わないと感じた...
...彼は風趣のある人物として有名だ...
...インタビューで彼女は風趣に富んだ答えをした...
...風趣に富んだ絵画展が開催されている...
...僕の「枕の草紙」を愛するのは「古来の風趣」を愛するのではない...
芥川龍之介 「解嘲」
...その風趣を害する点において...
芥川龍之介 「松江印象記」
...京都の仙洞御所(せんとうごしょ)のなかで清涼殿(せいりょうでん)の前庭をかこんだ一帯の風趣であったのです...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...居ながらにして幽邃閑寂(ゆうすいかんじゃく)なる山峡(さんきょう)の風趣(ふうしゅ)を偲(しの)び...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...その風趣に於ては...
豊島与志雄 「北支点描」
...此処に停車場を建てて汽車の発着する処となしたのは上野公園の風趣を傷ける最大の原因であった...
永井荷風 「上野」
...今になりては荒果てたる庭のさま却て風趣あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...路地裏の夜の雪亦風趣なきにあらず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...南向の小庭に雁来紅の一二本霜にたゞれて立ちすくみたるさま風趣あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...如何にも日本的な風趣のあるものである...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...(「現代」昭和八年三月)お風呂場美術美女の湯上りの風趣を...
長谷川時雨 「春」
...誰れ一人が及びもつかない魅力(チャーム)と風趣とをもっている...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...風趣が増して来るほどの作品こそ...
牧野信一 「痩身記」
...さうした大正ならではの風趣風景が...
正岡容 「大正東京錦絵」
...花への傾倒は感傷するには余りゆたかという風趣なのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...都鳥の姿とともに一段の風趣を添えた...
山本笑月 「明治世相百話」
...情緒や風趣をあらわす舞も...
夢野久作 「能とは何か」
...ここでは床(とこ)の花を愛(め)であい、高麗茶碗(こうらいぢゃわん)の古雅(こが)を語り、露地の風趣や、冬日のあたたかさなど――話題はまったく日頃の戦陣や人間の葛藤(かっとう)を離れて、おたがいにさながらの生命を養い楽しませようとした...
吉川英治 「新書太閤記」
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