...彼女は風趣があって話が面白い...
...パーティーで彼とは風趣が合わないと感じた...
...彼は風趣のある人物として有名だ...
...インタビューで彼女は風趣に富んだ答えをした...
...風趣に富んだ絵画展が開催されている...
...その風趣を害する点において...
芥川龍之介 「松江印象記」
...しかしてその布局は和蘭陀銅板画(どうばんが)を模倣したる稚(おさな)き技巧のためにかへつて一種愛すべき風趣を帯びたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...○東京の郊外が田園の風趣を失い...
永井荷風 「葛飾土産」
...如何(いかん)となれば現代人の古美術保存という奴がそもそも古美術の風趣を害する原因で...
永井荷風 「日和下駄」
...その間(あいだ)に泛(うか)ぶ牡蠣舟(かきぶね)や苔取(のりとり)の小舟(こぶね)も今は唯強(し)いて江戸の昔を追回(ついかい)しようとする人の眼にのみ聊(いささ)かの風趣を覚えさせるばかりである...
永井荷風 「日和下駄」
...曽て日和下駄なる一書を著すや市内に散在する空地を探りてその風趣を説きしがここに此の仙境あるを知らず従って言う処なかりき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...閑雅なる風趣を滅尽しようとしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...高山特有の風趣を形ち造る...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...如何にも日本的な風趣のあるものである...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...または幽谷の風趣(おもむき)を求めることは出来ない...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...この庭園のうちへ最も美しい花にもけっして劣らない豊かな風趣をそなえた...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...むしろ彼らはそうした風趣をば無用の夾雑物(きょうざつぶつ)と非し...
正岡容 「我が圓朝研究」
...いかにも高原風な風趣のあるところです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いじらしい自然の風趣に満ち満ちて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...高尚流暢な文章の風趣も何も見はしない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...情緒や風趣をあらわす舞も...
夢野久作 「能とは何か」
...独自な痩せ地の枝ぶりや香気を誇っているらしい風趣があった...
吉川英治 「押入れ随筆」
...まことにこの一行と前途の旅情にはそんな風趣が予想されよう...
吉川英治 「随筆 新平家」
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