...風流人(ふうりゅうじん)じゃないんですというんだ...
芥川龍之介 「一夕話」
...梅は風流人、桜は有象無象...
石川欣一 「山を思う」
...根が町人よりは長袖(ながそで)を望んだ風流人肌(はだ)で...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...椿岳は根からの風流人でも奇人でもなかった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...あこがれて溜息をついてゐるのが風流人ですか...
太宰治 「お伽草紙」
...風流人の浦島にとつて...
太宰治 「お伽草紙」
...風流人の浦島にも...
太宰治 「お伽草紙」
...向嶋も今では瓢箪(ひょうたん)を下げた風流人の杖を曳く処ではなく...
永井荷風 「向島」
...或いは四年前に当る――」こんなことを言って風流人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...一人でこの頂上までさまよい来る風流人はありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...白衣(びゃくえ)に尺八のすさまじい風流人の姿は見えず...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お栄はとんだ風流人でね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...有徳(うとく)の町人や風流人は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...風流人のたしなみであると信じきつてゐるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...風流人の対語として考えられている観念である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...自ら風流人を以て任じ...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...禅門の風流人であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この頃多い銅臭(どうしゅう)の風流人であることを見ていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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