...その男はみすぼらしい風態をして...
大杉栄 「獄中記」
...自分の相手にしなければならぬ人間の風態が直ぐにわかった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...馬吉少年の風態も...
野村胡堂 「九つの鍵」
...いきなり庭先へ入って来た八五郎の風態(ふうてい)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ルンペンか主義者のような風態をした男が出入するのを...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...川村孫助はみすぼらしい金十郎の風態をそば眼するなり...
久生十蘭 「奥の海」
...機転の閃きのない印象稀薄な風態で...
久生十蘭 「新西遊記」
...この異様な風態の上に裸の右肩先に...
三好十郎 「斬られの仙太」
...そこの廊下に三人卑しい風態の男が...
山本周五郎 「竹柏記」
...風態も悪いしいやな人相だった...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...ごくありふれた風態である...
山本周五郎 「夕靄の中」
...その髯と風態で立場から感づいていたんだが...
吉川英治 「剣難女難」
...また酒商人の風態(ふうてい)を下から見あげて...
吉川英治 「私本太平記」
...相手の風態(ふうてい)を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...風態(ふうてい)や年頃は」「一人は旅装(たびよそお)いの三十二...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...風態のわるい人間を見ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...怪しい風態(ふうてい)じゃないか...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...男とも女ともつかぬ風態をした人たちが大きな竈に火を焚いてせつせと稗を蒸してゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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