...乙鳥口(つばくろぐち)の風呂敷包み...
芥川龍之介 「あばばばば」
...これで人は風呂敷包みの荷物の中へ蝋燭を入れて持って歩くことが出来る(図639は図638を畳んだところを示す)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...抱えていた風呂敷包みまで解いてみた...
犬田卯 「錦紗」
...仮面と衣裳は風呂敷包みにして置いて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...規定に従って、車内の豆電燈はついていたし、窓にはブラインドもおろさず、客席は見通しになっていたが、その代りに、まるで引越し荷物の様な、大風呂敷包みが、三つも四つもつめ込まれ、客の姿はその蔭に隠れて、殆ど見えないのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...唯(たつた)一つだけ風呂敷包みにして...
薄田泣菫 「茶話」
...右手に風呂敷包みらしいものをさげ...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...布団と毛布、鍋釜、皿小鉢の類、小さな行李、米が少量、風呂敷包みなど、かねて用意してあるものらしい...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...風呂敷包みを手にしてこの家から出ていく自分の姿が...
豊島与志雄 「反抗」
...繩付の女と大風呂敷包みを持ち込んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一人の刑事が小さな風呂敷包みをこしらえていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...女のひとからその風呂敷包みの一ツを取つて持ちました...
林芙美子 「清修館挿話」
...風呂敷包みを抱えた女学校の先生がひとり……...
久生十蘭 「金狼」
...どうせチツキに出すのだから風呂敷包みでも好いだらうになどと彼は思つてゐるうちにトランクの隅に埋つてゐる登山袋を眼にした...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...大きくもない風呂敷包み一つが...
宮本百合子 「或る日」
...父はいつも風呂敷包みをさげて...
柳田国男 「故郷七十年」
...「これを鶴原家へ持ってゆけ」と四角い縮緬(ちりめん)の風呂敷包みを渡された...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...青いメリンスの風呂敷包みの上には...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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