...始終風向きを考えていたぞ...
芥川龍之介 「俊寛」
...さう行かないうちに風向きが變つた――金主が山で一大失敗をやつたのぢや...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大隅学士の哲学「こいつは風向きが悪いぞ...
海野十三 「地球盗難」
...いちばん良い風向きでも何の音さたもきこえなくなると...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どうも話の風向きが悪い...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...風向きはすこぶる思わしくなかった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それと同時に風向きが變った時...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...やがて風向きのいい方へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...妙な風向きになったわい...
中里介山 「大菩薩峠」
...風向きのせいでございましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...艦長は「いい風向きになった...
久生十蘭 「海難記」
...何人も人気の風向きがどちらへ吹いてゆくかを前もつて知ることはできない...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...風向きがよくなってきました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...風向きが不意に東に変わると同時に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...こういう風向きになろうとは思わなかったな...
横光利一 「旅愁」
...楠木勢へ風向きをかえてたらしい」天王寺前に立ったとき...
吉川英治 「私本太平記」
...変な風向きになったな」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ティドールから先ず北へ向い、やがて北東へ針路を転じたが、風向きが悪く、航路を外れて北緯四二度まで上った...
和辻哲郎 「鎖国」
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リュウグウノツカイ