...そこで風向きが一変して南西風に変った...
海野十三 「人間灰」
...やがてその位置を風向きに調節されると...
大阪圭吉 「死の快走船」
...明けても暮れてもただ強い西風と船の軋む音ばかり! およそ何日くらいをこの暴風圏内に過ごしたことであろうか! やがて風向きが変って東風になってきたと思う頃に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...たちまち風向きが變る...
田畑修一郎 「南方」
...上層と下層とで風向きが反対になる...
寺田寅彦 「海陸風と夕なぎ」
...その風向きが使用中に逆変せぬような場合を選ばなければならない...
寺田寅彦 「戦争と気象学」
...風向きの悪い話になると黙りこんでそっぽ向いてしまいなさるんですね...
豊島与志雄 「狸石」
...どうもがんりきの風向きが悪いと...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて風向きのいい方へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...風向きによっては...
中里介山 「大菩薩峠」
...躍(おど)り立った米友は、その応戦の準備をしている途端に、なんだか急に、風向きが変って、予想の当てが外(はず)れたようにも受取れる――それは、自分と馬とにばっかり向って来るものと思いきっていた両岸の竹槍の槍ぶすまが、決して引返したというわけではないが、ある地点へ来ると、明らかにその槍先の当てが違っている、向きがそれているということを米友が認めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...妙な風向きになったわい...
中里介山 「大菩薩峠」
...風向きがよければ半年のうち...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで時代の風向きもわかるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつか風向きが変つて...
林芙美子 「下町」
...及び風向きの良い時は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...許都の風向きが悪くなったか...
吉川英治 「三国志」
...――しかも風向きは...
吉川英治 「新書太閤記」
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