...歌麿は、浮世絵の技術を磨き、風俗画や肉筆画にも取り組んだ...
...「菊川派」の作品には、人物画や風俗画、風景画など幅広いジャンルがある...
...何気なくその風俗画報を一冊手にとって見ますと...
芥川龍之介 「疑惑」
...寛永前後にはあんな風な風俗画は...
上村松園 「双語」
...人物ですか?」私は風俗画をやると申し上げた...
上村松園 「余齢初旅」
...風景画家の方は風俗画家の部屋に泊ることになる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...景色画にしても風俗画にしても初から日本の特色を現わすことの出来るものであるから...
津田左右吉 「芸術と社会」
...最もバナールな〔banal 陳腐な〕題材を最もバナールな技巧で表現したというだけの無遠慮に大きな田園風俗画などや...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...浮世絵風俗画は鈴木春信(すずきはるのぶ)勝川春章(かつかわしゅんしょう)鳥居清長(とりいきよなが)より歌麿(うたまろ)春潮(しゅんちょう)栄之(えいし)豊国(とよくに)の如き寛政(かんせい)の諸名家に及び円熟の極度に達せし時...
永井荷風 「江戸芸術論」
...時代の気運は漸(ようや)く風俗画の外(ほか)に独立せる山水を要求するに至れるなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...美人風俗画は比較的その数少くまた北斎作中の上乗(じょうじょう)なるものにあらず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...清長の描ける風俗画の美人は古今の浮世絵を通じてその容貌姿勢最も健全豊艶(ほうえん)にして四肢の比例最も美しく自然なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...(余の友人板倉氏の説に国貞の風俗画の佳良なるものは歌麿の画題と布局とをそのままに模写したるもの多しとぞ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余は芳年の錦絵にては歴史の人物よりも浮世絵固有の美人風俗画を取る...
永井荷風 「江戸芸術論」
...また妓楼全体の生活が渾然(こんぜん)として一幅の風俗画をなしているからである...
永井荷風 「里の今昔」
...風俗画の様子もよほど趣が異なっているでしょう...
夏目漱石 「創作家の態度」
...始めて津浪だと気がついた(風俗画報)...
武者金吉 「地震なまず」
...風俗画もこうなると足が半分...
山本笑月 「明治世相百話」
...などの風俗画的時代は...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...永禄年間の風俗画として観るも興味がふかく...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索