...ニュースではよく風の便りが伝えられる...
...噂の風の便りを聞いた...
...風の便りでその地域に台風が接近していると知った...
...彼女の近況を風の便りで知った...
...あの事件について、風の便りを集めて調べている...
...題を「風の便り」とした...
太宰治 「猿面冠者」
...まごまごして、彼もその批評の遊戲に誘ひこまれたなら、「風の便り」も、このあと書きつづけることができなくなる...
太宰治 「猿面冠者」
...まつたく異樣な風の便りにしよう...
太宰治 「猿面冠者」
...これは「風の便り」の文獻になり得ない...
太宰治 「猿面冠者」
...第三の風の便りをも書かせると約束して置きながら...
太宰治 「猿面冠者」
...近頃(ちかごろ)風の便りにききました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...風の便りにも奥御殿の消息を知る由がない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...……(ラネーフスカヤ夫人の手にキスする)もし風の便りにでも...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...こッちに大嵐があったという事は風の便りにきいていたが最近はまるで知らなかった...
徳永直 「冬枯れ」
...まる五年のあいだ居坐っていたという話をふと風の便りに耳にした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...風の便りに噂は聞いたが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...オロシヤの珍毛唐が風の便りに聞いて笑って居るとよ...
野村胡堂 「礫心中」
...正月の初(はじめ)に亜米利加(アメリカ)に出帆して浦賀に着(つ)くまでと云うものは風の便りもない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...風の便りにきいてはいたのだ...
山之口貘 「梯梧の花」
...真偽は分らぬが、風の便りだ...
横光利一 「夜の靴」
...風の便り一大戦は長びいた...
吉川英治 「三国志」
...病(わず)ろうていると風の便りに聞いたが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...風の便りにもよう聞えて来るほどに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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