...虹は、七色から成立っておると申しますが、屏風のは、かっきり明らかに七色を組合せたというわけでもないのです...
上村松園 「虹と感興」
...犬が走れば人も走つて・朝風のきりぎりす大きうなつた・ゆふべあかるい草の葉で蝶はもう寝てゐる六月八日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...失望したハチ公雨の日も風の日も...
戸坂潤 「社会時評」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...まるで風のやうに吹きあがつて來ます...
林芙美子 「大島行」
...これが有名な〈アメリカ風の騎士道(シュヴァレスク)〉だとすぐ気がついた...
久生十蘭 「だいこん」
...赤松林の向うに緑青色(ろくしょういろ)の唐瓦(とうが)を置いた棟の反(そ)った支那風の建物が見えて来た...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...五 谷風の妾 古今に秀でし強力谷風も風流情事あり...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...風のきつい日に、莢の実が梢の高いところでなる音をきいたりした...
宮本百合子 「からたち」
...茶話会のお弁当に二十銭もお掛けなされば西洋風の気の利いた御馳走が出来ます」と得意になって語り出(いだ)しぬ...
村井弦斎 「食道楽」
...自分で土佐風の絵を描いてみようという気持を起したのは...
柳田国男 「故郷七十年」
...そうして今風の意味の大きな野はないのであって...
柳田國男 「地名の研究」
...一つの物語風の作意であったかと思われるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...この辺はことにいつも強い風の当たる所で...
柳田国男 「雪国の春」
...ひょうひょうと吹きたける風の音を縫って...
山本周五郎 「柳橋物語」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...建物と建物との間をひそかな風のようにのっていった...
横光利一 「上海」
...スパルタ風の腕力を発揮したり...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??