...近頃になつても一つも類がないやうです...
芥川龍之介 「近頃の幽霊」
...殊に図中頼朝の坐像の美しさは比類がない...
伊丹万作 「映画と民族性」
...歌の好きなことは他の町に比類がないかも知れません...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...また東京市ほど小売相場の不同な所は他に類がない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...日本人の作家には全く類がないくらいの...
太宰治 「狂言の神」
...「類がないと言ってもいい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...やはりあきれ返るほど恩知らずである! 類がないほど恩知らずである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ちょっと他に類がないであろう...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...第三楽章の「病後の祈り」の神々しさに至っては断じて比類がない(コロムビアS一〇九八―一一〇二)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...しかもそれさへ上田秋成の「春雨物語」を除いては他にちよつと類がないのではないかと思へる...
堀辰雄 「「貝の穴に河童がゐる」」
...書類がないと夫人は動けません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...全く他に比類がない...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...日本の封建性は世界に類がないほど狭い国土の中でしめつけられて発達し...
宮本百合子 「木の芽だち」
...一寸類がないのではないかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...類がないと思っていても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これまでの卒業論文には余り類がないと云うことであった...
森鴎外 「かのように」
...どの物にも煩瑣(はんさ)な分類がない...
與謝野寛 「南洋館」
...まず比類がないといってよいであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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