...禁句禁句(きんくきんく)金看板(きんかんばん)の甚九郎(じんくろう)だっけ...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...金看板が藥種屋の特有なるかの如く見ゆるに至れり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...同時にその金看板であるところの...
中里介山 「大菩薩峠」
...十八文の金看板に泥を塗られるにきまっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の気もなく表へ出した金看板を読むと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金看板のやくざ者になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金看板(きんかんばん)のやくざ者になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...果ては金看板(きんかんばん)のやくざ者になり下がってからは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これが僕たちの青春でございと金看板はさげられないぢやないの? 青春の氣持なんかはその人々で生涯持つことも出來るだらうし...
林芙美子 「就職」
...日華洋行と云ふ金看板を掲げた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...諸商売の定式看板古風な店構えにピッタリと紺の暖簾(のれん)に金看板...
山本笑月 「明治世相百話」
...薬屋は自店特製の薬名を現わした金看板...
山本笑月 「明治世相百話」
...金看板の事務室の裏二階や地下室等でも行われる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...磨き立てたる金看板にも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...剥(は)げかかった金看板がぞろりと下り...
横光利一 「上海」
...御岳(おんたけ)の百草という薬の金看板(きんかんばん)を出しているという話――そんな話もおぼえている...
吉川英治 「江戸三国志」
...お百草の金看板と...
吉川英治 「江戸三国志」
...金看板(きんかんばん)もだいなしになってしまう」「いいや...
吉川英治 「新・水滸伝」
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