...列車が顛覆した場合にも...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...小舟は丈五郎の図に当って顛覆した...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...偽博士警視庁へ帰ってきた刑事等は事の顛末を立松に報告した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...四十八萬兩を以て人民を四方に流離顛沛させて...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...それは生の顛覆に外ならないから...
田辺元 「メメント モリ」
...この夜の顛末(てんまつ)の物語はなんとなくアラビアンナイトを思い出させるような神秘的なロマンチックな詩に満ちたものであったが...
寺田寅彦 「B教授の死」
...用心棒か何かに『パーヴェル・パーヴロヴィチがベンチで頭をぶち割られたんで』という顛末が判明したのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...自分のために其生涯を顛(くつがへ)されたのも無理ではないと考へてゐた...
永井荷風 「来訪者」
...あそこへ顛落(てんらく)した以上はもう助からない!その時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...俄(にはか)の捕物に顛倒して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...降って湧いたような顛落(てんらく)である...
本庄陸男 「石狩川」
...筏(いかだ)にくめば顛動(てんどう)する危なかしさもないであろう...
本庄陸男 「石狩川」
...古い人間をそれだけ深く動顛(どうてん)させた...
本庄陸男 「石狩川」
...一本槍にこの熱海まで飛び込んできたのだという顛末を...
正岡容 「寄席」
...吉の言葉に動顛(どうてん)させられて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...伊沢氏の相識中尚此年には百々桜顛(とゞあうてん)が死し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...枕から顛動(てんどう)して落ちた...
吉川英治 「剣の四君子」
...なお顛倒されたことのない丞相が……?」「程...
吉川英治 「三国志」
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