...今度はすっかり顛倒していたので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...氣(き)は動顛(どうてん)して...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...遂々心にもなき商買に本性を忘れるという顛末(てんまつ)に立ち至り候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...その地方で浪費されてゐるにちがひない彼の愛慾の顛倒した姿を映し出してゐる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...いままで話された顛末(てんまつ)が...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...情事(じゃうじ)の顛末(てんまつ)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...そのクナヴィンでし出かした顛末を...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...顛倒しているのではないかと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...余はこれを主客顛倒(てんとう)と評したのである...
夏目漱石 「コンラッドの描きたる自然について」
...「それであなたもどこかお悪いの」津田は言葉少なに病気の顛末(てんまつ)を説明した...
夏目漱石 「明暗」
...あまりの事に顛倒して...
野村胡堂 「九つの鍵」
...お国は気も顛倒(てんとう)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...動顛して駈付けて見ましたれば...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...つまり文章が書けないから始まつたといふ一伍一什(いちぶしじふ)の顛末さ...
水野葉舟 「言文一致」
...つー」叫びながら顛倒(てんとう)した...
山本周五郎 「お美津簪」
...頭脳も顛倒(てんとう)していた...
吉川英治 「三国志」
...とたんに動顛(どうてん)した彼のからだが...
吉川英治 「私本太平記」
...これは古来武士階級を抑えていたバラモンの権威の顛覆(てんぷく)である...
和辻哲郎 「孔子」
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