...願わくばわが軍の作業に栄あらしめ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その中に、私の住んでいた家の下の、長屋から、八卦見と、落語家と、東西屋との名を為した三人が生れたのは、おもしろいと書いていたが、願わくば、九里丸君よ、君と私とをも、その中へ入れて、五人男にしておいてくれたら――...
直木三十五 「大阪を歩く」
...願わくばここに逗留(とうりゅう)すること幾日...
中里介山 「大菩薩峠」
...願わくば、この珍らしい清浄境を、できるだけそのままに保たれるよう、後遊の方々の愛護を切望して止まない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...願わくば此(この)計画を推し進めて...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...願わくば、しばらくこの工事の事は延期くださり、まずは諸国を興すよう御仁政にお励みくださり、急がず時機を待ってくださいますよう、この重盛、何とぞ曲げてお頼み申しあげます...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...ただ願わくば大王この宝蔵の物を以てことごとく貧窮に施せと...
南方熊楠 「十二支考」
...……願わくばどうか...
吉川英治 「上杉謙信」
...願わくば戒刀の秘訣を拝見致したい」「おおよく申されたり...
吉川英治 「剣難女難」
...「願わくば拙者をお弟子として伴(つ)れ給え」切実な願いなので...
吉川英治 「剣の四君子」
...そして彼は、自分の素志をのべた上、願わくば、旧師の征軍に加わって、朝旗のもとに報国の働きを尽したいといった...
吉川英治 「三国志」
...願わくば」「何か?」「なお一言...
吉川英治 「私本太平記」
...願わくば、長門にも、この世の名残に、謡(うた)わせていただきとう存じまする」「うむ...
吉川英治 「新書太閤記」
...――願わくば、この槍一筋、あわれお拾い下されませぬか」「拾おう!」信長は、野人のように、無造作な大声でいって、「甚内とやら、甲州武士の見とおしでは、きょうの合戦、信長勝つと見るか、義元優(まさ)れりと見るか」「お答えにも及び申さぬこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...願わくば、お互に、世の中の塩と云わるる人間でありたいものよのう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...願わくば君公の本営を進めて...
吉川英治 「茶漬三略」
...――願わくば長尾新六のなきがらには...
吉川英治 「源頼朝」
...……頼まれ甲斐もないようだが、願わくば、拙者もこの辺で手を引きたいものです」と、匙(さじ)を投げてしまった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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