...顔見知りの人はひとりもいなかった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...交番には顔見知りのおまわりさんが...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...これは俺のかねて顔見知りの刑事が来た...
高見順 「いやな感じ」
...悦子は直きにシュトルツ氏の子供たちと顔見知りになり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...折よく蘆屋川の顔見知りの運転手が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私たちの顔見知りの村の老爺が...
知里真志保 「あの世の入口」
...「その方、いつか、国許で、逢うた仁じゃのう、顔見知りに、ついて御座れ」朋輩が「行けっ」と、背をつついた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...二人は前から顔見知りですから...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...八五郎は顔見知りのだれかれに挨拶して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...武家も町人も――顔見知りの近所の者も――容赦してはならぬ」命令は厳重でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一人は顔見知りの小僧...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼の顔見知りの作家も二三ゐた...
原民喜 「永遠のみどり」
...かれらともおよそ顔見知り程度になっていたので...
山本周五郎 「青べか物語」
...初めは同じ長屋の顔見知りというくらいのつきあいで...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...日頃顔見知りの谷兵太夫が...
吉川英治 「新書太閤記」
...後、秀吉の答礼使が浜松に来たときも、顔見知りなので、家康は、接待役を、彼に托した...
吉川英治 「新書太閤記」
...顔見知りの雷横もいる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...顔見知りの患者に呼びかけるのだ...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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