...年は二十七――顔立ちは良くないし...
岩野泡鳴 「耽溺」
...一体どういう顔立ちが河内型なのか私には一向見当がつかなかった...
上村松園 「楠公夫人」
...面長の色の白い品のいい顔立ちの婦人であった...
上村松園 「楠公夫人」
...文楽の人形のような顔立ちを持った人たちが住み...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...宿屋の敷居(しきい)の所にうずくまってあまり人好きのせぬ顔立ちではあるがその時はちょいとよく見えていた母親が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...けれども何ら下卑た顔立ちを持っていたのではなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...たぶん女の児でしょう――まことに可愛らしい顔立ちです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...淋しいが品の良い顔立ちで...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...いかにも聡明そうな立派な顔立ちで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...私は細長い顔立ちであるが...
正岡容 「わが寄席青春録」
...特徴ある髪も顔立ちも昔のままながら...
宮本百合子 「旭川から」
...少し心配げな仙女の薔薇色のプリッとした顔立ちは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...顔立ちというような固定したもので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これも年頃で可憐な顔立ち...
三好十郎 「斬られの仙太」
...色白で首のながいその女はひときわ目立って美しい顔立ちをしていた...
山川方夫 「その一年」
...薄いモがあって色の浅黒いきりっとした顔立ち...
山本笑月 「明治世相百話」
...顔立ちのいい物は見世物師に連れて行かれるなぞは出世の方でしょう...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...何処かあどけないところさえある顔立ちだが...
吉川英治 「旗岡巡査」
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