...顔回は貧におるをもってその目的とするにあらず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...まことに顔回の意を得たりとなすと同一なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...箪食飄飲(たんしひょういん)は顔回(がんかい)が生活を保たんがためなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...顔回は恐れ入るが肱枕(ひじまくら)でごろ寐(ね)をするところだけは似ている...
中勘助 「結婚」
...北欧型顔回は口述試験に及第した...
中勘助 「結婚」
...またその政治性とを抜き去ったような顔回という若者を...
中島敦 「弟子」
...顔回のような夫子と似通った肌合(はだあい)の男にとっては...
中島敦 「弟子」
...夫子がしばしば顔回を讃(ほ)められるのも...
中島敦 「弟子」
...甘羅(かんら)早や咲き子牙(しが)は おそ咲き彭祖(ほうそ)ながいき顔回(がんかい)わかじにみんな人物 ひとかどの者みんな一生 同じでないかねもち びんぼう 運のつる明日(あす)が知りたくおざらぬか金一両は お安いものさあさ神易(しんえき)にお問いなされここに紫金大街(しきんたいがい)で一番の大店舗(おおみせ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...顔回(がんかい)など...
吉川英治 「新・水滸伝」
...顔回の生活の状は躍如として描かれている...
和辻哲郎 「孔子」
...顔回学を好みしが不幸短命にして死せりの句を重複して掲げた後に...
和辻哲郎 「孔子」
...礼を重視する孔子学派はこれらの問題を顔回に結びつけずにいられなかったのであろう...
和辻哲郎 「孔子」
...この顔回尊敬に対比して著しく目立つのは...
和辻哲郎 「孔子」
...孔子は子路を顔回のように讃(ほ)めはしなかった...
和辻哲郎 「孔子」
...しかし子路を愛することは決して顔回を愛するに劣らなかった...
和辻哲郎 「孔子」
...先進篇は顔回の讃美を雍也篇以上に誇張するとともに...
和辻哲郎 「孔子」
...ここには右の顔回と子路との場合をもって代表させることにしよう...
和辻哲郎 「孔子」
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