例文・使い方一覧でみる「顔をした」の意味

...きみとおんなじ顔をした子ども... きみとおんなじ顔をした子どもの読み方
江戸川乱歩「超人ニコラ」

...不機嫌な顔をしたが... 不機嫌な顔をしたがの読み方
薄田泣菫「茶話」

...聴衆（きゝて）のなかから農夫（ひやくしやう）らしい人の好（よ）ささうな顔をした男が一人出て来た... 聴衆のなかから農夫らしい人の好ささうな顔をした男が一人出て来たの読み方
薄田泣菫「茶話」

...――いやなかなか難しいですわ」泣き笑いのような顔をした... ――いやなかなか難しいですわ」泣き笑いのような顔をしたの読み方
高見順「如何なる星の下に」

...黄濁色の顔をしたお爺さんが来て立っていた... 黄濁色の顔をしたお爺さんが来て立っていたの読み方
田中貢太郎「地獄の使」

...淡紅（うすあか）い顔をしたその西洋人が帰って来ると... 淡紅い顔をしたその西洋人が帰って来るとの読み方
徳田秋声「足迹」

...三側（そば）より離さざる物ジャン・ヴァルジャンはどうなったか？コゼットのやさしい命令で笑顔をしたあと間もなく... 三側より離さざる物ジャン・ヴァルジャンはどうなったか？コゼットのやさしい命令で笑顔をしたあと間もなくの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...嫂もまた変な顔をした... 嫂もまた変な顔をしたの読み方
夏目漱石「行人」

...初さんは怪訝（けげん）な顔をした... 初さんは怪訝な顔をしたの読み方
夏目漱石「坑夫」

...彼は驚ろくよりもむしろ迷惑そうな顔をした... 彼は驚ろくよりもむしろ迷惑そうな顔をしたの読み方
夏目漱石「道草」

...すごいような端麗（たんれい）な顔をした妹さんと二人で別棟（べつむね）の離屋（はなれ）を借り切って... すごいような端麗な顔をした妹さんと二人で別棟の離屋を借り切っての読み方
久生十蘭「キャラコさん」

...キリストのような真面目な顔をしたひとにほんとうのことなんかいえるもんじゃない...
久生十蘭「だいこん」

...今にも泣き出しそうな顔をしたことが... 今にも泣き出しそうな顔をしたことがの読み方
堀辰雄「麦藁帽子」

...まるで男の子のような顔をした少女だった... まるで男の子のような顔をした少女だったの読み方
堀辰雄「幼年時代」

...云わないがね」半之助はにがい顔をした... 云わないがね」半之助はにがい顔をしたの読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...唖然（あぜん）たる顔をした... 唖然たる顔をしたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...以てのほかな顔をした... 以てのほかな顔をしたの読み方
吉川英治「平の将門」

...」カテリーナ・リヴォーヴナは急に蒼い顔をした... 」カテリーナ・リヴォーヴナは急に蒼い顔をしたの読み方
神西清訳「ムツェンスク郡のマクベス夫人」

「顔をした」の書き方・書き順