...顔の造作の整った...   
有島武郎  「或る女」 
...新井田の奥さんの方が顔の造作は立ち勝っているかもしれないが……待てよそういちがいにはいえないぞ...   
有島武郎  「星座」 
...顔の造作(ぞうさく)を崩して...   
海野十三  「人造物語」 
...我輩は仕方がないから話しは分らぬものと諦(あきら)めてペンの顔の造作の吟味にとりかかった...   
高浜虚子  「漱石氏と私」 
...どだい顔の造作が...   
谷崎潤一郎  「痴人の愛」 
...顔の造作(ぞうさく)がちっとやそっと破損していても...   
谷崎潤一郎  「武州公秘話」 
...とゞのつまりは大事な顔の造作(ぞうさく)を切られることになるかも知れない...   
谷崎潤一郎  「武州公秘話」 
...我輩は仕方がないから話しは分らぬものと諦(あきら)めてペンの顔の造作(ぞうさく)の吟味にとりかかった...   
夏目漱石  「倫敦消息」 
...背といい毛並といい顔の造作といいあえて他の猫に勝(まさ)るとは決して思っておらん...   
夏目漱石  「吾輩は猫である」 
...顔の造作は変えられない」「言ったね...   
野村胡堂  「黄金を浴びる女」 
...よくよく見ると顔の造作の刻みが深いというだけのことで...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...顔の造作は台なしだぜ...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...顔の造作や物言いはひどく片付いて居ますが...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...非道(ひど)く(やつ)れている故(せい)か顔の造作がとげとげしていて...   
二葉亭四迷  「浮雲」 
...竹べらで自分の顔の造作を造り変えようとする...   
和辻哲郎  「「自然」を深めよ」 
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