...(ある人はスリルといえばこの恐怖の激情だけのように考えているかも知れないが、字典も明示している通り、スリルはむろん恐怖に限るものではない)人ごろし、血みどろ、一寸だめし五分だめし、逆磔刑、鋸(のこぎり)引き、その他殺人と刑罰との肉体的スリル、人体解剖、毒殺、疾病(しっぺい)、手術などの医学的スリル、世界中を敵として逃げ廻る犯罪者の身の置きどころもないたえ難い恐怖、追われるもののスリル、断崖、高層建築などの墜落恐怖、猛獣、蛮人などから感じる冒険スリル、一方にはまたお化け、幽霊、生霊、神罰、仏罰、心霊現象などの不可知なるものから生ずるスリルなどがこれである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...天罰(てんばつ)というところでしよう...
大下宇陀児 「金魚は死んでいた」
...罰せられる場所へやられて罰せられ...
知里真志保 「あの世の入口」
...学業不勉強の罰とあって一切書籍を取上げられ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それは刑罰がそれを受けたる者を投ずる社会的の酷薄なる夜である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...法に従い罰するに忍(しの)びぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...神仏の罰で潮入の井戸に放り込まれたのだろう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ゲルステッカーが罰せられることがないだろうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...明智との対話等においてドストエフスキーの『罪と罰』に酷似している...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...「何故に犯罪は殆ど皆死をもって罰するのであるか」と尋ねた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その金はおれの薬の利かない罰に貴様に遣るから」「えっ...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...刑罰よりも苦しいこの拷問にあうくらいなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのことを悪い罰すべきものと判断したのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今日まで来なかった罰だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...バックが彼を罰するためにとびかかると...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...この不義者を誅罰(ちゅうばつ)してから...
吉川英治 「三国志」
...刑罰に対する怖れからではなく...
和辻哲郎 「鎖国」
...それを不当だとして罰する力はないのです...
和辻哲郎 「すべての芽を培え」
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