...あいさつの声をかけてくれるような顔なじみもなかったのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...顔なじみの近所のお手伝いさんが...
海野十三 「四次元漂流」
...その中に全く誰にも顔なじみのない...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...みんな顔なじみの四年生だ...
太宰治 「正義と微笑」
...平生あまり顔なじみのないさる年配の婦人がコーヒーを飲みにやって来て...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...彼にとって重荷であるこんな古い顔なじみなんかを期待したのではなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私はこの辺じゃ顔なじみだから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...空を見あげたりしてゐる眼の据つた何処となく鷲を想像させるかのやうな精悍な容貌の学生と顔なじみになつてしまつた...
牧野信一 「奇友往来」
...顔なじみの古本屋の店頭で勉から十銭玉いくつか貰って引かえす...
「小祝の一家」
...近所の人々に顔なじみができてすこしは話をする人々もふえました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...顔なじみの人がいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しまいには婆さん達と顔なじみになって...
柳宗悦 「京都の朝市」
...顔なじみではあったが...
山川方夫 「演技の果て」
...おせいとも顔なじみだった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...顔なじみの部員に古い○○館出版の西鶴全集の下巻を出して貰って...
夢野久作 「殺人迷路」
...そこで一度顔なじみになれば...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そこで百石積の玄海丸という抜荷(ぬけに)専門の帆前船を探し出して顔なじみの船頭に酒手を遣り...
夢野久作 「名娼満月」
...顔なじみの仲間に割り込んでくる...
吉川英治 「江戸三国志」
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