...「あれを能面でない生きた美女の顔として扱ったら……」そう思ったときあの草紙洗小町の構図がすらすらと出来上ったのでした...
上村松園 「謡曲と画題」
...俺には旧知の顔として迫った...
高見順 「いやな感じ」
...それは普通の意味の似顔としてはあまりよく似てはいなかった...
寺田寅彦 「中村彝氏の追憶」
...古風な美人立の顔としてはまず申分のない方であるが...
永井荷風 「申訳」
...かえって自分の顔として見ているようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...ジュピターの顔はちょっとのあいだ黒人の顔としてはこれ以上にはなれないほど...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...また一番の古顔として...
吉川英治 「新書太閤記」
...年頭の御対顔として御登城になった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...しかしそれは顔として意味価値を担うのである...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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