...北海道の鉄道と炭鉱の払下げ問題も今度は痛烈にやられたようですね」といわれて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そこに最も興味ある将来の問題の神秘の殿堂の扉(とびら)が遠望される...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...之に反して問題は常に社会的であることを必要とする...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之から発生する問題は既成的でしかないのは...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...問題の特殊性――問題は特殊であることの出来る概念であった――の外にはなかった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...学問性とは研究を進め課題を解き得る実行力――学問の有用は何よりも先に之でなければならない――の他ではないと考えられる...
戸坂潤 「科学方法論」
...この問題についてはまだまだ書くことがあると思うから...
戸坂潤 「技術の哲学」
...美濃部博士の『憲法精義』が以前の滝川問題式に議会の問題として提出されたが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...農村に対してやろうというのが「農村問題」だ...
戸坂潤 「社会時評」
...○これらの問題の中のあるものにはそれぞれ一応はもっともらしい物理的の説明がついていないこともない...
中谷宇吉郎 「スポーツの科学」
...この雪の結晶の芯の問題が明らかにならなければ...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...このような戦犯の問題は...
蜷川新 「天皇」
...お前が自分の結婚ということを当面の問題として真剣になって考えているらしいのに何よりも驚いた...
堀辰雄 「菜穂子」
...しかしこの万葉歌の出来た時代に果してゲンゲすなわちレンゲソウが既に我邦に渡来していたかどうかが一つの問題である...
牧野富太郎 「植物記」
...「ソクラテスの言葉の中にはお前の問題に役立つ例がほかにいくらでもあるのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...個々の稲耕作者たちの問題でなく...
柳田国男 「海上の道」
...大体題材がきまっていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...「では船岡はこの問題から手をひきたいというのか」「ひいてよければだ」「よければ手をひくか」と周防はつめ寄った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
便利!手書き漢字入力検索