...――その外愉快なるべき話題が...
芥川龍之介 「秋」
...あるいは「破(や)れウィオリノ」という題名として絃(いと)の切れたウィオリンの画の上に題名を書くというような鼻持ならない黴臭(かびくさ)い案だったから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...ここで問題は俄然(がぜん)表沙汰(おもてざた)になり...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...それからさきの問題は無限である...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...勿論問題の解決ではない...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...だがその際問題は科学的精神にあるのではなくて...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...その一日一日を如何に暮すべきかということは重大な問題となっていた...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...純然とまた事もなげに問題とされていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この雪の結晶の芯の問題が明らかにならなければ...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...では、今度はいかなる手段に出るかが、次の問題となる...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...問題とし得る問題をも問題とし得なくなるかも知れないからだ...
北條民雄 「重病室日誌」
...(三月十七日)宝引(ほうびき)といふ事俳句正月の題にあれど何の事とも知らずただ福引の類ならんと思ひてありしがこの頃虹原(こうげん)の説明を聞きて疑解けたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...労農通信員(ラブセルコル)の問題も...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第九巻)」
...永い間の宿題で、本当に胸がスーとしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手品のやうにあのむつかしい問題をひねり出せるのであるから...
三好達治 「棋家の文章など」
...どこへ行つたら好からうと云ふ問題が始めて浮んだ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「駆落」
...焦躁のたねとしている課題であった...
吉川英治 「私本太平記」
...相かわらず和歌(うた)の話へ話題をもって行った...
吉川英治 「親鸞」
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