...問題其物のそれが當然の約束でなければならなかつた...
石川啄木 「硝子窓」
...数学的には資本の稀少性がこの資本の価格に比例せねばならぬことによって解かれる問題である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...否同じ同一問題であってさえも...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...優れた芸術理論家(甘粕石介氏)が哲学的問題で(例えば芸術と科学の認識論的差別)案外な誤謬を犯している...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...「失業問題」というものがなくなったことを意味するのである...
戸坂潤 「社会時評」
...その情緒を明確な主題の中に流し込みたがっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし兵馬は、自身、風雲児をもって任じておらぬだけに、この問題には、いつも、かなり冷静に見もし、聞きもしておりましたものですから、この時も、極めておとなしく言葉を加えてみました――「しかし……かりに徳川家が倒れましても、第二の幕府が起るようではなんにもなりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここで問題としていた高真空と象限電位計による極微電流の測定との間には...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...なかなか意味の深い示唆を与えてくれる問題であるように私には思われる...
中谷宇吉郎 「長崎留学」
...問題が違って来るかも知れません」「先生はどちらを御択(おえら)びになりますか」私はまた躊躇(ちゅうちょ)した...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...あなたのお祖父さんの財産の問題なのよ」と...
久生十蘭 「あなたも私も」
...時空観念についての本主題を...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...主題である精神世界が自然に免除されている矛盾に...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ヴィンデルバントの『哲學史教科書』は問題史的な哲學史として特色があり...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...この問題を身につけたところでは...
宮本百合子 「幸福の建設」
...「新しい女」の問題にふれて書いているなかで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やがて富塚内蔵允がその問題をとりあげ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...探題の前でもたかく持(じ)してくだらず...
吉川英治 「私本太平記」
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