...かくて第一期社會主義運動は衰頽の氣運と共に明治三十九年を迎へた...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...樺火は少し頽(すた)れた...
石川啄木 「鳥影」
...畢竟は二葉亭の頭の隅のドコかに江戸ッ子特有の廃頽(はいたい)気分が潜在して...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...民族の廃頽でもなければ国家の危険でもないのである...
内田魯庵 「四十年前」
...また一般の道徳の上にもはなはだしき頽敗を帰さしめた...
大杉栄 「奴隷根性論」
...若し人類の不治の病なる世道の廃頽を医し得る者があつたならば...
丘浅次郎 「人類の将来」
...雪頽(なだれ)の下に身を粉(こ)に砕(くだく)もあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...雪頽(なだれ)は春にあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その認識と思想とは頽廃の花でしかない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...民衆の道徳を頽廃させ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...その衰頽期といふことは又一種の特殊性を持つて居ります...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...本所羅漢寺(ほんじょらかんじ)の螺堂(さざえどう)も既に頽廃し内(なか)なる五百の羅漢のみ幸に移されてその大半を今や郊外目黒(めぐろ)の一寺院に見る...
永井荷風 「日和下駄」
...近代フランスの頽廃的な傾向を有するある種の新音楽や...
野村胡堂 「楽聖物語」
...三十前後の頽廢的(たいはいてき)なポーズと聲とを持つた女で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御家頽廃(たいはい)の源の一つはたしかにそこにあるのである...
久生十蘭 「鈴木主水」
...無論頽廃(たいはい)を極めた最後の姿であって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...味方の頽勢(たいせい)すこぶる憂(うれ)うべきものがあったが...
吉川英治 「三国志」
...私もまた彼の頽廃について責めを負うべき位置にあるのです...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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