...北隣りの頼母子の部落で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...こないだ頼母子講(たのもしこう)をおとして...
壺井栄 「二十四の瞳」
...人の世話で頼母子講(たのもしこう)を拵(こしら)えて一口(ひとくち)金二朱(きんにしゅ)ずつで何両とやら纏(まと)まった金が出来て一時の用を弁じて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...所が福澤の頼母子(たのもし)に大阪屋(おおさかや)五郎兵衛(ごろうべえ)と云う廻船屋(かいせんや)が一口二朱を掛棄にしたそうです...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...其後十三四年前に又二号抵当で一万五千円の頼母子...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...年百十五円の頼母子を二十五年間にかけてすまして呉れよと書きものを入れました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは兼重へ追々かえすことにして頼母子は片づいた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...島田は頼母子からは自由になっているが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(二)大正十二年一万五千円の頼母子...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頼母子(たのもし)講様の社を結んで救つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この頼母子のお蔭で楽に出られたようであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...頼母子のことを東京方面では無尽というが...
柳田国男 「故郷七十年」
...私は昔風の頼母子講を非常に面白いと思って...
柳田国男 「故郷七十年」
...頼母子というのは要するに...
柳田国男 「故郷七十年」
...非常に純粋な昔風の頼母子の恩恵に浴したように思われる...
柳田国男 「故郷七十年」
...各村の公共事業費を作る為に頼母子講を設くるなど...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...頼母子講のようなものに入っておいでないのか...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...それでいいのだ』千鳥講頼母子講(たのもしこう)の集まりという名目になっている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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