...北隣りの頼母子の部落で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...頼母子地内の松本英一の家へ案内された...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一身一家経済の由来頼母子の金弐朱を返す是(こ)れから私が一身一家の経済の事を陳(の)べましょう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「商売の失敗野原の信吉さんのことで」三千円の頼母子(たのもし)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...年百十五円の頼母子を二十五年間にかけてすまして呉れよと書きものを入れました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その後父上の御病気などの事情から頼母子側で抵当を処分して整理することになったが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(三)本年初め頼母子を整理し二千八百円の中(母さんのお手紙には三千円とあったようですね)野原千六百四十円...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頼母子のこと何代も学問をして来た家にしては不思議なことであるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...結局どうも中産階級の金融方法であった頼母子(たのもし)に頼ったのではなかったかと想像している...
柳田国男 「故郷七十年」
...この頼母子のお蔭で楽に出られたようであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...頼母子のことを東京方面では無尽というが...
柳田国男 「故郷七十年」
...私は昔風の頼母子講を非常に面白いと思って...
柳田国男 「故郷七十年」
...頼母子というのは要するに...
柳田国男 「故郷七十年」
...非常に純粋な昔風の頼母子の恩恵に浴したように思われる...
柳田国男 「故郷七十年」
...(今夜の頼母子講の金が取れれば――)と...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...毎月の頼母子講で...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...頼母子講の金を、その儘、貸してくれという事ですな』『虫のいい奴と、さだめし、お蔑(さげす)みでございましょうが、良人を世に出したいのでございます...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...頼母子講(たのもしこう)の事などを...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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