...北隣りの頼母子の部落で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...頼母子地内の松本英一の家へ案内された...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...こないだ頼母子講(たのもしこう)をおとして...
壺井栄 「二十四の瞳」
...所が福澤の頼母子(たのもし)に大阪屋(おおさかや)五郎兵衛(ごろうべえ)と云う廻船屋(かいせんや)が一口二朱を掛棄にしたそうです...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...頼母子(たのもし)のごときものも発達する...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...鎌倉時代の頃から頼母子などのことが現われ...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...「商売の失敗野原の信吉さんのことで」三千円の頼母子(たのもし)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...年百十五円の頼母子を二十五年間にかけてすまして呉れよと書きものを入れました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは兼重へ追々かえすことにして頼母子は片づいた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頼母子は消滅して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頼母子(たのもし)講様の社を結んで救つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この頼母子のお蔭で楽に出られたようであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...頼母子のことを東京方面では無尽というが...
柳田国男 「故郷七十年」
...頼母子という言葉は非常にふるく...
柳田国男 「故郷七十年」
...頼母子というのは要するに...
柳田国男 「故郷七十年」
...非常に純粋な昔風の頼母子の恩恵に浴したように思われる...
柳田国男 「故郷七十年」
...頼母子講のようなものに入っておいでないのか...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...頼母子講の金を、その儘、貸してくれという事ですな』『虫のいい奴と、さだめし、お蔑(さげす)みでございましょうが、良人を世に出したいのでございます...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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