...此寂しさと此頼りなさは自分の「實なるものを實にする者」に對する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そこはかとなき若き悲哀――手頼りなさが...
石川啄木 「鳥影」
...何がなき頼りなさに心が亂れて...
石川啄木 「鳥影」
...逃げてゆくやうに思はれる頼りなさのところに評価しても評価しきれない貴重さが存する...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...男の心の頼りなさが深く深く考へられて來るのであつた...
田山花袋 「道綱の母」
...狐皮の半外套の男の不幸な頼りなさそうな様子が...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...」「あと君が引き請ける?」頼りなさそうな声で...
徳田秋声 「仮装人物」
...益満の手頼りなさと...
直木三十五 「南国太平記」
...この世に残るあなた様にはお頼りなさる人がひとりもないと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...下根(げこん)のカンの頼りなさが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラツ八の八五郎の人の良さと、頼りなさは、知り過ぎるほどよく知つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若さから来る客気の頼りなさを...
火野葦平 「花と龍」
...これでみても人間というものの頼りなさがはきっり分る...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...案内してもらったこと?春子 そうお? そんなことあったかしら……(頼りなさそうに言う)敦子 春さんはなんでもかでも忘れてしまうのね...
三好十郎 「樹氷」
...冬にはいればはいるほど頼りなさはひどくなって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかも何処か頼りなさそうに聞いていた...
室生犀星 「音楽時計」
...そして医学の頼りなさ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...互に感じた胸中の真相に触れた手頼りなさに二人はますます重苦しくなり...
横光利一 「旅愁」
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