...今はもう孫の広次より外に頼みになるものは一つもなかつた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...頼みになるような若者達がいないと来ている...
海野十三 「空襲警報」
...探偵の方までお頼みになるほどの必要はないのじゃないかと思いますがね」そこで私は自分と東山との関係を説明し...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...タケシウチの宿禰(すくね)にお頼みになるには「この日向からお召し上げになつた髮長姫を...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...其奴は己たちの最後の頼みになるんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それにフランボーが釣から帰って来てくれれば大いに頼みになるのだ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...それほど頼みになる人とは思われません...
中里介山 「大菩薩峠」
...やはり御支配様をお頼みになるのが順当でございましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよとなると頼みになる者はない――と主人も心づいたというのが無理にも聞えないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう頼もしそうにもない殿をもお頼みになるより外はなかったのかと思えば...
堀辰雄 「ほととぎす」
...頼みになるのは男の友だちばかり...
正岡容 「寄席」
...」「あんな変物が頼みになるものかね...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...ハンコをお頼みになるんですか」「はあ...
宮地嘉六 「老残」
...涙をお拭(ぬぐ)いになりながら東宮へ後事をお頼みになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...丁寧にお頼みになることもございませんでしたのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こちらの考えどおりな心を持っているかどうかは頼みになるものでないと思われるにつけても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...誰か別の人にお頼みになる方がよろしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この人なら頼みになる...
山本周五郎 「さぶ」
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