...今はもう孫の広次より外に頼みになるものは一つもなかつた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...頼みになる腹心も門下生もなく...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...頼みになるような若者達がいないと来ている...
海野十三 「空襲警報」
...タケシウチの宿禰(すくね)にお頼みになるには「この日向からお召し上げになつた髮長姫を...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...其奴は己たちの最後の頼みになるんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それほど頼みになる人とは思われません...
中里介山 「大菩薩峠」
...やはり御支配様をお頼みになるのが順当でございましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよとなると頼みになる者はない――と主人も心づいたというのが無理にも聞えないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな時はどんな大人物よりも頼みになる少年だったのです...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...お頼みになるのも苦しいだろうから...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...そう頼もしそうにもない殿をもお頼みになるより外はなかったのかと思えば...
堀辰雄 「ほととぎす」
...頼みになるのは男の友だちばかり...
正岡容 「寄席」
...」「あんな変物が頼みになるものかね...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...涙をお拭(ぬぐ)いになりながら東宮へ後事をお頼みになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...誰か別の人にお頼みになる方がよろしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...伝次たちのなかまが二十余人味方に付いてくれる筈だがどこまで頼みになるかはわかりませんからね」「だが目的は焼打ちでしょう...
山本周五郎 「風流太平記」
...頼みになるのは酒井侯の立場です」「酒井侯の立場とは」「侯はいま天下第一の威勢をもち...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いざという時は頼みになるからね」と...
吉川英治 「三国志」
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