...その流沙河とやらの渡し守になり申さうずる...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...「これはこの流沙河の渡し守でおぢやる...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...所詮(しよせん)はこの流沙河に命を殞(おと)すべいと覚悟したが...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...茶入を需めるなどの風流沙汰は...
薄田泣菫 「茶話」
...」一九〇六年十一月ロマン・ローラン一 流沙自由!……他人にも自分自身にもとらわれない自由! 一年この方彼をからめていた情熱の網が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大體に於いて東は海に至り西は流沙に至ることを知つて居る點は一致して居るものが多い...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...「必ずしも左様な風流沙汰ではないよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...上に流沙河(りゅうさが)の三字を篆字(てんじ)にて彫付け...
中島敦 「悟浄出世」
...彼らは流沙河(りゅうさが)の河底にそれぞれ考える店を張り...
中島敦 「悟浄出世」
...流沙河(りゅうさが)の最も繁華な四つ辻(つじ)に立って...
中島敦 「悟浄出世」
...この流沙河(りゅうさが)が赤水(せきすい)・墨水(ぼくすい)と落合うあたりに...
中島敦 「悟浄出世」
...流沙河(りゅうさが)の水を出てから...
中島敦 「悟浄歎異」
...東は富士河漲(みなぎ)りて流沙(りうさ)の浪に異ならず...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...天竺の流沙に行くや春の水浪華の街を西す南す昔の大阪...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...諸手に抱きこんでゐる流沙の涯だ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...――流沙の涯へ沈んでゆく...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...流沙(るさ)の南の...
宮沢賢治 「雁の童子」
...このお堂はこのごろ流沙(るさ)の向(むこ)う側(がわ)にも...
宮沢賢治 「雁の童子」
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