...やうやく通つたかと思ふと頼みにならないやうな子供だのお婆さんなんですもの...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...学問の余り頼みにならないのは...
薄田泣菫 「茶話」
...あまり頼みにならない代用品だと落胆しながら...
高見順 「如何なる星の下に」
...頼みにならない皇道派だったというところであろうか...
高見順 「いやな感じ」
...頼みにならないですわ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...そういう相談には君江ではいかにも頼みにならないところから...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...好いたらしいのは頼みにならないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは頼みにならないことでもないと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...他(ひと)の頼みにならない事をつくづくと感じたには相違ありませんが...
夏目漱石 「こころ」
...頼みにならない事を頼みにして...
野村胡堂 「眠り人形」
...……警察なんざ頼みにならない...
久生十蘭 「金狼」
...外部のほうは頼みにならない...
久生十蘭 「だいこん」
...皆遠過ぎて頼みにならない...
牧逸馬 「運命のSOS」
...親類ほど頼みにならないものはない...
牧野信一 「鏡地獄」
...あたしはあんた位ひ頼みにならない人はないと思つたわ...
牧野信一 「村のストア派」
...」などと頼みにならない事を云ふのであつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...どうも頼みにならないやうな気がして来ました...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...三才図会となると返り点も頼みにならない頭で...
山本周五郎 「新潮記」
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