...自分自らを探偵であると告白するようなものであった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...自分が殺人犯人だと告白するのはだれでも尻込みしたくなる……殺人犯人は自分の傑作をばかばかしいほど謙遜する……そいつが厄介の元です...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...之を自覚乃至告白することを決して肯んじないのである)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...処が世論は自分が一つのイデオロギーであることを自覚するのを欲しないのか自覚しても之を告白するのを欲しないで...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...思想運動の原理たるに耐えぬことを告白するものだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それは却ってその人間が如何に現在の「ジャーナリズム」になずんでいるかを告白するものだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...なかにはひざまずいて懺悔告白する者すらあった……長老はそれをおのおの解決したり...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...公衆一同に自分の汚辱を告白する...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...この病院に通い始めたんですと告白すると菊崎は眉を寄せて...
豊田三郎 「リラの手紙」
...一二乾隆殿板本を參照せる者なることを告白するに止むべし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...正直に告白すると...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...あなたに告白する理由はあなたの評判をいろいろ聞いたからで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...彼が全く何事も知らないと告白するか...
三木清 「科学批判の課題」
...「我々は『雪は我々に白く見える』と告白することはできるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誰でも告白するときには慎ましやかだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は告白するが何ものをも持ち帰ることができなかったのである...
柳宗悦 「北九州の窯」
...「あなたを恋してはじめて私の卑しいすべてが私をさいなみ初めました」と告白するその鼻が...
夢野久作 「鼻の表現」
...自分の小心のなせる業(わざ)と明らかに告白する...
吉川英治 「三国志」
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