...爾後地震頻繁にして十二日午前十時迄に總計四百十七回の地震あり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...従うて諸家の閨門(けいもん)に出入すること頻繁にして時々厭らしい! と云う風説(うわさ)を聞く...
泉鏡花 「婦系図」
...東京在住の人は帝室博物館に所蔵せられて頻繁に展示せられる「白象普賢菩薩像」に接する機会が多い...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...やがては胸の奥に頻繁に蘇ってきた...
豊島与志雄 「塩花」
...彼は彼女と別れて内地に帰ってゆく――俚諺に歌われるほど多くの彼等が頻繁に帰ってゆくのだ...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...時には極めて頻繁に...
豊島与志雄 「理想の女」
...その頃江戸では『辻斬』が実に頻繁に行われた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...今遽(にわか)に来り看る事の何故頻繁になったかにあるであろう...
永井荷風 「十日の菊」
...そう頻繁に流星を見ることはない...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...北海道特に十勝岳においては頻繁に観測される...
中谷宇吉郎 「雪」
...それは加速度的に頻繁になって...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...事物の並置によっても誤りを頻繁に発見する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...屁理屈を設け頻繁に欧州大陸へ行っています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...頻繁にクラブへ行ってるわけじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...共謀者は頻繁に来る必要は無いが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...コプリが近所に住んでいるのにヘアデールパーク邸に頻繁に出入りするのはきわめてまずい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...未だそこに移らない頃にも頻繁に参四郎の訪問をうけ...
牧野信一 「沼辺より」
...今いう不断着になって頻繁に用いられたためで...
柳田国男 「木綿以前の事」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??