...』『其(そんな)事があつた為ですか、昨晩頻りに、貴方がお出にならないツて、金村の奴心配してましたよ...
石川啄木 「菊池君」
...近頃頻りと何か書き物をしてゐるといふが...
薄田泣菫 「茶話」
...その翌日は夕方から暴風雨になつて一頻り荒れたが十時過ぎになつてばつたり止んだ...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...今一人の若い方の船頭は頻りに荷物を運んで居た...
田山花袋 「朝」
...先生並びに住職が頻りに勸められる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...頻りに振り返つて見る...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...頻りに紙で痰を拭っている...
外村繁 「落日の光景」
...親王感涙頻りに下り法然に向って合掌したそうである...
中里介山 「法然行伝」
...後からやつて来た朝鮮人が頻りに頼むので...
原民喜 「小さな村」
...頻りにお茶を飲んで空腹を紛らしてゐる...
原民喜 「魔のひととき」
...私はもうそれは何ヶ月も前からその紙片を眺めては頻りと首をひねつてゐるのであつたが...
牧野信一 「風流旅行」
...きのうも珍らしく色の青い眼鏡かけた書生が来て何か頻りに石塔を眺(なが)めて居たと思ったら...
正岡子規 「墓」
...頻りに石垣を打つ音が聞えた...
山本周五郎 「はたし状」
...玄武社から頻りに催促があった...
山本周五郎 「半之助祝言」
...頻りに無口な尼へ話しかける...
吉川英治 「私本太平記」
...頻りに御辺(ごへん)をお待ちかねで...
吉川英治 「私本太平記」
...武蔵どののいる奥の部屋を頻りとのぞいて立ち去ったそうな」「吉岡の者でしょう」武蔵がいうと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...昨今頻りに散り溜りつゝある眞新しい落葉をざく/\と踏みながら...
若山牧水 「樹木とその葉」
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