...男の頸(くび)へすがりついた...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...実際酒臭い牧野の頸(くび)へ...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...頸(くび)を入れてまた差覗くや...
泉鏡花 「一景話題」
...頸をくくられる者の歓び指をおもうてゐるわたしはふるへる わたしの髪の毛をたかくよぢのぼらせて...
大手拓次 「藍色の蟇」
...すなはちその御頸珠(みくびたま)の玉の緒ももゆらに取りゆらかして一八...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...頸城(くびき)郡に今町(いままち)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...頸の周りから胸板の方まで露われているのは...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...頸(くび)はいかにも頑固だが魚のような眼をもった彼はイズレールゴーという名で通っている...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...彼は約束の期日に宝玉屋に行って三万六千フランを支払って新しい頸飾りを買った...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
...ある時私は突然彼の襟頸(えりくび)を後ろからぐいと攫(つか)みました...
夏目漱石 「こころ」
...頸の方が火膨れに膨れて...
羽志主水 「越後獅子」
...頸飾りをはずして差し出す...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...小さな鬼のやうに跳(と)び出して顫へる私の掌(てのひら)やすくめた頸すぢを笞(むち)打たうと待ちかまへて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...頸の腫れを蛇に移すのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...手拭で頸(くび)のまわりを擦りながら...
山本周五郎 「似而非物語」
...新九郎の頸を深く抱きしめた...
吉川英治 「剣難女難」
...晩年莫逆の友とか刎頸(ふんけい)の友とか重くしすぎると...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...頸(くび)すじの匂わしさ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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