...化物の頭梁(とうりょう)だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...大工の頭梁で堅気で稼いできた...
三好十郎 「樹氷」
...(と、次々と酌をしながら)冗談はヌキにして、今日は俺あホントに嬉しいぞ、頭梁、俺あ嬉しいぞ!金吾 いや、こりゃ……(つがれた酒を飲みほして)こんだ俺に酌をさせてくれろ、喜助さん、それからお豊さん、それから壮六よ、どうも俺あいつも口不調法で、礼一つ言わねえが、こんたびはありがとうがす...
三好十郎 「樹氷」
...喜助頭梁、このお豊なんていうおかかは、こりゃいい女だぞ...
三好十郎 「樹氷」
...壮六 ホントに呉れるか、頭梁...
三好十郎 「樹氷」
...壮六 はは、ところで、喜助頭梁は、今日は?お豊 ああ、あの人は今日は仕事の話で落窪まで行ってね、そいで、ついでに金吾さんとこに寄るつうんで、例のもめてるつう開墾の話で、喜助はいきり立ってね、今日は落窪の実行組合の顔役衆のところへ談じこむんだと言って出かけやしてね...
三好十郎 「樹氷」
...大工の頭梁の家へ弟子入りをした...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「ここが頭梁の家です」藤吉は話をやめて立停った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...頭梁が許しゃあしないと云いながら...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...頭梁に話して少し休ませることにした...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...そして幸太が頭梁(とうりょう)の養子ときまったからには...
山本周五郎 「柳橋物語」
...初め杉田屋の頭梁のところへ嫁にゆく筈だった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...「いま云った若頭梁に聞けあわかる...
山本周五郎 「柳橋物語」
...杉田屋が大工の頭梁なら...
山本周五郎 「柳橋物語」
...でも頭梁っていえば一町内にそうたくさんいるわけでもなし...
山本周五郎 「柳橋物語」
...「庄さんがお婿さんになったんですって」おせんは半ばうわのそらで訊き返した、「――頭梁って、阿部川町の、住込みだっていうあの頭梁の家ですか」「そうなんですってよ、頭梁ってひとが庄吉さんの腕にすっかり惚れこんだんですって、お加代(かよ)っていう娘さんも庄吉さんが好きだったって話でね」おせんはちょっと立停った...
山本周五郎 「柳橋物語」
...頭梁は山形屋というのであった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...りっぱな頭梁の婿になり可愛い娘を嫁にした...
山本周五郎 「柳橋物語」
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